メディア運営を見直すヒント(2020/9/17)

Oct 1, 2020 10:39 AM (GMT+9)

こんにちは、株式会社キメラです。私たちは出版社・新聞社や放送局といったパブリッシャーに対し、メディアビジネスをグロースするための課題解決やデジタル化を支援している会社です。

弊社のニュースレターでは、パブリッシャーの方々に向けて国内外の注目ニュースをご紹介するほか、キメラの最新動向を隔週でお届けしています。

このnoteではそのニュースレターのアーカイブを紹介しています。ここからは【2020年9月17日号】の内容をご覧ください。ニュースレターはこちらから登録していただけます

1. 他社メディアの運営方法からヒントを得よう

■ラーメン→世界経済まで…東洋経済オンラインが見つけた「PVの役割」

2020年5月に月間ページビューが3億を超えた東洋経済新報社「東洋経済オンライン」。その体制と編集方針がインタビュー形式で語られています。この記事はwithnewsの連載「WEB編集者の教科書」第14回。これまで、「ハフポスト」、「withnews」(自メディアですね)、「オモロコ」、「ねとらぼ」などのメディアも取り上げています。自社メディア運営のヒントが、この連載から得られるかもしれません。上記記事で連載はいったん中断、10月中旬からまた新規記事を公開するとのことです。

■デイリーポータルZのバズるコンテンツ企画術は「高カロリー」「芋」「楽しそう」がキーワード

「バズった記事をきっかけに初めて来訪した人は、どのサイトに来たか意識していない人がほとんど。しかし何度か来ているうちに、ライターを認識するようになる」ーー。同メディアは有料会員制度がありますが、バズはあくまでも入り口で、ロイヤルユーザーを育てて有料会員化する運営をしています。「バズる記事」を体系化して再現性を持たせていること、「ウケると思っても、記事内に悪意があると反感を買ってしまう」という事例は、ソーシャルメディア活用で重要なポイントでしょう。

■“メディアが自分で技術を持たなくていいの?” ボトムアップで始まった講談社のデジタル変革、その舞台裏

CMSやデザインを外部パートナーに委託しているパブリッシャーの方なら経験するであろう「ちょっとした修正にコストと時間がかかる」。その課題感から、講談社のデジタルメディア「現代ビジネス」編集部員だった社員が技術チームを立ち上げたインタビュー記事です。業務委託でフリーランスエンジニアを組織する、合同会社として新会社を設立する、というのは“紙文化”パブリッシャーが技術チームを作るにあたり参考になるかもしれません。

2. 収益を支える広告、「差別」「信頼性」は大丈夫?

■その広告 行き過ぎていませんか?

NHK NEWS WEBが2020年9月2日に公開した特集記事で、外見のコンプレックスを刺激する訴求で商品を買わせようとする「コンプレックス広告」の問題を報じています。記事では動画プラットフォームの動画広告とソーシャルメディアのみ言及していますが、パブリッシャーのメディアにとって対岸の火事ではありません。

■ヤフー、「コンプレックスを露骨に表現した」広告禁止を改めて通知 「差別を助長する」

コンプレックスに関する表現の広告審査について

平素は弊社サービスに多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。 弊社のYahoo! JAPAN 広告掲載基準では、「コンプレックス部分を露骨に表現したもの」の広告出稿を禁止しています。最近、下記の様な当該広告掲載基準に違反する広告の入稿が複数見受けられましたので、あらためてお知らせいたします。 <広告例> 下記の様な広告表現によって、それがコンプレックスであると思わせるような表現 ・体毛が濃いため異性にもてなかったが、除毛製品を使用することでもてるようになった ・ふくよかな体型であることによって、周囲の人から一緒に歩くことを避けられた体験からダイエット商品を利用したところ、そのようなことがなくなった ・薄毛であることだけで、他人の目が気になり自信を持てなかったが、育毛製品を利用することによって自信を持てるようになった 人はそれぞれ多様な特徴を持っており、身体的な特徴もその一つです。その特徴は多様性であり、正しく理解することが大切です。一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは、差別意識を温存、助長するものであり、決して許さるべきものではないと考えています。そのため、この様な広告表現については、広告掲載基準に抵触すると判断し、今後該当する広告については広告掲載をお断りいたします。 本件の対応の詳細につきましては以下をご確認ください。 2020年9月3日(木) Yahoo! JAPAN 広告掲載基準 第2章7. ユーザーに迷惑となる広告の禁止 (4) 人間の局部を強調したもの、コンプレックス部分を露骨に表現したもの Yahoo!広告ヘルプ https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=1513&o=default#c03 引き続き、みなさまが安心して広告サービスを利用し続けられるよう、ご理解とご協力をお願いいたします。 Thank you for using Yahoo! JAPAN Ads. Yahoo! JAPAN Advertisement Editorial Guidelines prohibit expressions that deliberately emphasize a part of the human body to cause feelings of an inferiority complex" on ads.

コンプレックスに関する表現の広告審査について

翌日9月3日、ヤフーは「コンプレックスに関する表現」の広告を禁止する広告審査基準の適用を開始しました。ヤフーが広告審査でコンプレックス広告を禁止したとはいえ、他のプログラマティック広告や、特にレコメンドウィジェットの広告では適切にブロックしないと「コンプレックス広告」が出やすい状況です。自社メディアが広告で「差別」に加担しないようにしたいものです。

■FNNプライムオンラインがセキュリティーツール導入、悪質な広告を排除へ

プログラマティック広告を配信しているメディアでは、詐欺サイトに勝手に遷移してしまう「強制リダイレクト広告」が時折問題になります。そのリスクを軽減する対策ツールを、フジテレビジョンの「FNNプライムオンライン」が導入しました。広告でメディアの信頼性が損なわれないよう、対策ツールを導入するのは一考に値します。

3. キメラの社内Slackでシェアされた注目ニュース