Ximera Newsletterをご覧のみなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。今年もサクラ開花の知らせが聞こえてきましたね。11日に広島市で開花したそうです。ところで、なぜ桜をサクラと書いたり、さくらと書いたりするのでしょうか。いまは、清々しく、ちからを感じるサクラと書きたい気分です。
今週、私たちキメラは新しいニュースリリースを配信しました。意味のある、大きなリリースだと思っています。また、好評をいただいているオンラインイベントの開催もお知らせします。もちろんパブリッシャー業界のニュースもコンパクトに包んで。今週のXimera Newsletter、最後までお楽しみください。
キメラ、自社開発サブスクリプション基盤「Ximera Ae」を提供開始 文藝春秋『週刊文春 電子版』が採用
株式会社キメラ(英文社名:Ximera, Inc.、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大東洋克)は2021年3月10日16時、自社開発のサブスクリプション管理プラットフォーム「Ximera Ae」(読み:キメラ・エーイー)を株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中部嘉人)のウェブサイト『文春オンライン』で開始した有料サービス『週刊文春 電子版』でローンチしました。
Ximera Aeはウェブメディア専用にキメラが自社開発したサブスクリプション管理SaaS (Software as a Service=サービスとしてのソフトウェア)です。記事配信で利用する既存のコンテンツ管理システム(CMS)はそのまま、複雑なシステム連携開発なしに短期間で導入でき、導入・運用コストが低廉なのが特徴です。
Ximera Aeはウェブメディア専用にキメラが自社開発したサブスクリプション管理SaaS (Software as a Service=サービスとしてのソフトウェア)です。記事配信で利用する既存のコンテンツ管理システム(CMS)はそのまま、複雑なシステム連携開発なしに短期間で導入でき、導入・運用コストが低廉なのが特徴です。
ナンバーワン週刊誌『週刊文春』が有料サービス導入にあたりXimera Aeを採用したのは、キメラのサブスクリプション知見を生かし開発した管理プラットフォームであるためです。Ximera Aeは継続的に機能拡張できるSaaSのメリットを生かし、有料読者獲得に向けた機能を拡充する計画で、『週刊文春 電子版』の成長に引き続き貢献していきます。
Ximera Aeの特徴
CMSの大規模改修不要
:既存ウェブサイトを利用しつつ、最短1週間で導入可能
低廉な導入・運用料金
:初期費用なし。少額の月額基本料金と売上に応じた手数料のみ
明瞭なダッシュボード
:サブスクリプション事業状況を一覧、メディア運営の意思決定を支援
なお、『週刊文春 電子版』を皮切りに、新聞社メディア、出版社メディアでの採用が控えています。今後のXimera Aeによるウェブメディアのサブスクリプション化の広がりにどうぞご期待ください。
株式会社キメラ 代表取締役社長 大東洋克からのコメント
このたび『週刊文春 電子版』のサービス提供開始にあたり、有料会員サービスの基盤としてXimera Aeを採用いただけたことを心から光栄に思っています。今後続く新聞社、出版社におけるサブスクリプションサービスの拡大においても『週刊文春 電子版』の事例が多くの皆様への刺激となると思います。伝統的な文字コンテンツの価値が再認識され、新たなデジタルサブスクリプションの形が生まれることに期待し、Ximera Aeがさらなる拡大への起爆剤となるよう引き続きプロダクトの機能向上に努めていきます。
► Ximera Aeとも関わる、キメラと凸版印刷との取り組みについて、MUGENLABO Magazineにインタビューが掲載されています。
オンラインイベント「メディアのエンゲージメントを高める!ニュースレター最前線」を3月22日に開催
いまデジタルメディアが「読者エンゲージメント」を重視する背景を踏まえて、ニュースレター(メールマガジン)が急激に注目を集めています。枯れた技術というイメージを持たれがちですが、巨大市場になっていることからも、読者エンゲージメント向上やマネタイズへの期待が見て取れます。
今回のウェビナーでは、海外を中心としたニュースレターの最新トレンドや、パブリッシャーのメディア事業にニュースレターを活用するヒントをお伝えします。当社がつちかってきたノウハウや国内外の事例・データをもとに、役立つ情報をウェビナー形式でお伝えします。
ウェビナーでお伝えする内容 読者エンゲージメント向上の「鉄則」 売上や講読者増加も見込める、ニュースレターの意外な効果海外のニュースレター活用事例 よくあるニュースレターのお悩み&改善のヒント 明日から使える、ニュースレター活用チェックリスト
こんな方におすすめのウェビナーです ニュースレター運用が行き当たりばったりになっている、手応えを感じられない 読者に興味や愛着を持ってもらえるコミュニケーションがしたい 読者離れを防ぐためのヒントがほしい ニュースレターの最新動向や成功事例を知りたい
イベント概要 日時:2021年3月22日(月)17:00~18:00 参加費:無料 形式:オンライン(お申し込み後に配信URLをご連絡します) 参加方法:インターネットに接続できるPC・スマートフォン 参加資格:日本国内のパブリッシャー(新聞、出版、放送局)にお勤めの方 主催:株式会社キメラ 登壇:株式会社キメラ メディアストラテジスト 中山明子
► キメラの公式サイトが ximera.com になりました。Notionで作成されています。現在noteに掲載しているブログエントリーも、今後はximera.comへ集約していきます。
「日本の広告費 2020」「Twitterスーパーフォロー」「Googleのプライバシー配慮」を読み解く
今回のニュースレターはキメラからの2つの大きなお知らせがあったので、パブリッシャー業界情報はコンパクトにお届けします。
- 電通が毎年発表している「日本の広告費」の2020年版が公開されました。「インターネット広告費」が前年比105.9%で増加しているものの、「マスコミ4媒体広告費」「プロモーションメディア広告費」が大幅に減少しています。MOLTSの西 正広氏が作成したという、Googleデータポータル「電通 日本の広告費ダッシュボード」の「広告費年別推移(Animation)」で2008年から2020年への変化をみると、その変化の激しさが手にとるようにわかります。
- Twitterの機能拡充が止まりません。2021年1月21日にニュースレターサービスの「Revue」を買収しましたが(詳細は「Ximera Newsletter #29」参照)、初の有料サービス「スーパーフォロー」の2021年内リリースが明らかになりました。料金はフォロワーにコンテンツを提供するユーザーが自由に設定でき、特別なツイートを見たりニュースレターを購読したりできるようになるとのことです。
- Googleが公式ブログで発表した「よりプライバシーに配慮したウェブの実現にむけて」が、デジタル広告業界で話題です。第三者クッキー(3rd Party Cookie)のサポート終了予告とともに「FLoC ベースのコーホート」の導入に言及しています。この内容はデジタル広告技術に精通している人でも正確な理解が難しい内容ですが、「情報BOX:クッキー利用制限、オンライン広告にもたらす変化は」や「GoogleのFLoCについて個人的な所感」がその理解を手助けしてくれるかもしれません。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。みなさん、体調はだいじょうぶでしょうか。今週キメラが Ximera Ae をリリースさせていただくなか、わたしは急に体調を崩してしまいました。一晩ゆっくり休むことで大事はありませんでしたが、3月はパブリッシャーの方々も忙しくされる月かと思います。チームやパートナーはもちろん、ご自身とご家族のお体も忘れずしっかり休めたいですね。3月はまだ冷えます。暖かくしてお過ごしください。