株式会社キメラ(XIMERA,inc.)は、出版社・新聞社や放送局といったパブリッシャーに対し、SaaSの提供やコンサルティングを通じたビジネス支援をしている会社です。
弊社のニュースレターでは、パブリッシャーの方々に向けて国内外の注目ニュースをご紹介するほか、キメラの最新動向を隔週でお届けしています。
ニュースレター最新号の購読フォーム
ブログではバックナンバーを掲載しています。ここからは【2019年9月18日号】の内容をご覧ください。
1.世界最大のメディアカンファレンス「ONA2019」開催
9月12日〜14日、デジタルジャーナリズムに関する世界最大級のカンファレンス「Online News Association(ONA)」年次総会が米国・ニューオーリンズで開催されました。ONA結成から20周年を迎える今回は、フェイクニュース対策が大きなテーマとなりました。
講演のレポート記事が続々と公開されているほか、当日の様子はソーシャルメディアのハッシュタグ「#ONA19」で実況されています。デジタルメディアの最前線で交わされている議論をぜひチェックしてください。
■“メディア嫌い”がフェイクを支える、その処方箋と2029年の「人工メディア」:#ONA19 報告
■All the Highlights From Facebook, Instagram, and CrowdTangle(英文)
2.海外パブリッシャーの最新ニュース
■「The Guardian」紙、YouTubeチャンネル登録者数100万人到達(英文)
9月13日、英国の大手新聞「The Guardian」は、自社が運営するYouTubeチャンネルの登録者数が100万人に到達したと発表しました。成功の秘訣は、ドキュメンタリーなど長尺の動画に若い視聴者の関心とエンゲージメントが集まったことだといいます。The Guardian紙は投げ銭の課金形式を採用しており、記事コンテンツは基本無料で閲覧できます。デジタルメディアが記事以外のコンテンツをマネタイズ装置として育てることができた成功例になりそうです。
■「価値は変化する」: 読者の反応、あらゆる手段で集めるパブリッシャーたち
サブスクリプションメディアが読者の反応をいかに収集しているかを報じた記事です。事例として、 米国のBUSINESS INSIDERとThe Athleticsが挙がっています。The Athleticsはハードペイウォール型(課金しないと記事を読めない)の課金形式にもかかわらず会員数が50万を超えるデジタルメディアです。彼らがいかに読者のロイヤルティを醸成しているか、その秘訣が伺えます。
3.国内パブリッシャーの最新ニュース
■「 ブランデッドコンテンツ は『提灯記事』とは違う」: 日本のプロダクション現場担当者の告白
ブランデッドコンテンツはメディアの重要な収入源のひとつではありますが、そのあり方は一意ではなく、現場が振り回されて疲弊したり、クオリティ次第ではメディアのブランド毀損を招いてしまったりすることもありえます。現場の担当者からの悲痛な声を報じた記事です。