株式会社文藝春秋が2021年3月にサービスを開始した『週刊文春 電子版』は、雑誌『週刊文春』の記事をWebで閲覧できるサブスクリプションサービスです。
デジタルメディアのサブスクリプションという新たなビジネスモデルに挑み、今や同社のデジタルビジネスを牽引する存在へと成長を遂げつつある『週刊文春 電子版』の歩みは、意外にも地道なものでした。
『週刊文春 電子版』は月間6億PVを超えるウェブメディア『文春オンライン』から独立したウェブサイト。サブスクリプション課金の実装にかけた期間は約半年。サービス開始時に提供した購読プランは月額課金の1本勝負。サービスを素早く世に出し、改善を重ねながら成長を遂げてきた『週刊文春 電子版』は、スタートアップ企業のような「小さく生んで大きく育てる」事業づくりを体現しているのです。
新たなビジネスを始めるにあたって重要な概念として、商品やサービスが市場に適切に受け入れられている状態を指す「PMF(プロダクト・マーケット・フィット)」という概念があります。『週刊文春 電子版』は、いまだ国内の成功事例が少ないデジタルメディアのサブスクリプションビジネスにおいて、約1年という短期間でPMFを実現できた貴重な実例といえるでしょう。
株式会社キメラはSaaS型のサブスクリプション管理プラットフォーム「AE」を提供しており、『週刊文春 電子版』の有料会員サービスの立ち上げを支援しました。また、キメラは国内56メディアのデジタルビジネスを支援している経験をもとに、サブスクリプションビジネスやデジタル事業を運営するための知見をウェビナーなどのコンテンツを通じて発信しています。
今回開催するウェビナーは『週刊文春 電子版』のサブスクリプションビジネスを運営する担当者にお話をお聞きします。『週刊文春 電子版』の立ち上げから現在に至るまで、どのようなことに取り組んできたのか。今後の事業成長のために、事業・組織・ソリューションをどのように動かしていくのか。その軌跡は、新たにサブスクリプションビジネスに挑戦しようとする方や、従来のメディアビジネスのあり方に変化を起こそうとする方にとって、再現性のある学びを得られるはずです。お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
スピーカー
村井弦
株式会社文藝春秋 『週刊文春 電子版』 コンテンツディレクター
2011年に株式会社文藝春秋入社。週刊文春編集部、文藝春秋編集部・文藝春秋digital(兼務)を経て、現職。複数部署にまたがる『週刊文春 電子版』プロジェクトのリーダーを務める。2022年7月からはデジタルビジネス部、サブスク開発チームを兼任予定。紙に掲載されている記事をデジタル化した時に読みやすくするための編集から、有料会員を増やすための戦略立案、サイトのUI(ユーザーインターフェイス)の改良まで、仕事は多岐にわたる。
中山明子
株式会社キメラ
ウェビナーでお伝えする内容
- サービス立ち上げ時に考えたこと
- サービス立ち上げ時の開発目標やソリューション選定について
- サービスを成長させるために取り組んできた施策とその狙い
- 事業の方向性を判断するときのポイント
- ソリューションの新規導入や移行にあたって気をつけること
- 『週刊文春 電子版』の今後の展望
※変更の可能性があります
こんな方におすすめのウェビナーです
- メディアのサブスクリプション事業立ち上げを検討している、取り組んでいる
- メディアのサブスクリプションビジネスにおける先進事例を知りたい
- サブスクリプション事業を成長させるための実践知を獲得したい
- パブリッシャーの社内で新規事業の立ち上げを検討している、取り組んでいる
- パブリッシャーのデジタル事業に興味がある、関われるようになりたい
- サブスクリプション管理プラットフォームの新規導入・移行を検討している
概要
- 日時:2022年7月27日(水) 17:30~19:00
- 参加費:無料
- 形式:オンライン(お申し込み後に配信URLをご連絡します)
- 参加方法:インターネットに接続できるPC・スマートフォン
- 参加資格:日本国内のパブリッシャー(新聞、出版、放送局)にお勤めの方、メディアのサブスクリプション事業に興味のある方
- 主催:株式会社キメラ
- 参加方法:参加登録フォームよりエントリー【期限:7月26日(火)17:00】